過払い金とは

(1)過払い金とは 

『過払い金』とは、貸金業者などとの過去の取引を、正規の利率を定める利息制限法を用いて計算し直してみると、実は現在残っているべき債務の額はすでにゼロで、逆に支払う義務のないお金を返し続けていたということが判明した場合の、その金額のことです。

貸金業者に対し、「払いすぎたお金を返せ」という請求をすることを、「過払い金返還請求」といいます。

 

(2)どのくらいの取引で過払い金は発生するのか

過払い金が発生しているかどうかは貸金業者から取引履歴を取り寄せて利息制限法で引直計算をしてみる必要があります。

過払い金が発生するかどうかはケースバイケースで一概に何年以上取引があれば必ず過払い金が発生するとはいえませんが、一般的には7年以上取引があれば過払い金が発生している可能性があり、10年以上であれば過払い金が発生している可能性が相当高いといえるでしょう

ただし、直前に多額の借増しをしていたり、小口の借入れを頻繁にしている場合は取引期間が10年以上であっても過払い金が発生しない場合もあります。

 

(3)過払い金回収をご自身ですることの可否

過払い金返還請求を債務者ご自身でおこなうことは、理論的には可能です。

しかし、現実的には司法書士・弁護士に依頼しないで自分で過払い金を回収しようと思っても、貸金業者が取引履歴の開示をしてくれなかったり、仮に取引履歴を開示してくれたとしても素直に過払い金を返還してくれないことが多いと思います。

そうなりますと債務者は民事訴訟を提起する以外なくなってしまいますが、最近では、ほとんどの業者が訴訟を提起しないと過払い金の満額返還に応じない状況になってしまっています。

訴訟を遂行するには専門的な知識が必要となりますのでかなりの困難を伴うことになります。そういった事情を考慮しますとやはり司法書士・弁護士に依頼をするのがスピーディかつ安全といえるでしょう。

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